☑避妊去勢手術について


☑避妊手術の目的

🐶ワンちゃん

避妊手術を行うことによって、以下の予防効果を得ることができます。

・発情の阻止

・乳腺腫瘍

・子宮蓄膿症など

→性ホルモンの影響により発症する病気の予防などが挙げられます。

 

特に乳腺腫瘍はワンちゃんでは非常に発生が多い腫瘍の一つであり、乳腺腫瘍の約半分は悪性(癌)と報告されています。

乳腺腫瘍の予防効果には、避妊手術が重要ですが、その手術時期が非常に大切で、歳をとってからの手術ではその予防効果がありません。

 

当院では、早期の避妊去勢手術をお勧めしています。

 

😺ネコちゃん

避妊手術を行うことによって、以下の予防効果を得ることができます。

・発情行動の阻止

・乳腺腫瘍など

ネコちゃんの乳腺腫瘍はワンちゃんほど発生は多くありませんが、発症すればその80-90%は悪性(癌)と報告されています。

その予防効果は、1才未満での避妊手術にて効果があると言われています。

6ヶ月令を過ぎましたら早期の手術をお勧めします。

 

☑去勢手術の目的


 🐶ワンちゃん

去勢手術を行うことにより、

・不妊

・マーキングなどの男の子としての行動を抑制します。

・性格の温和化

・前立腺肥大や肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど

→性ホルモンの影響により発症する病気を予防することが可能となります。

避妊手術同様6ヶ月令以降で早期の手術をお勧めしています。

 

・特に小柄なワンちゃんでは、潜在精巣がよく見られています。

潜在精巣とは精巣が陰嚢内に降りずに腹腔内や鼠径部の皮下に存在する状態を指します。

潜在精巣は正常と比べると高温環境下にあり精巣腫瘍になりやすくなります。

中には悪性のものが出来る事もあります。

特にセルトリ細胞腫という腫瘍は過剰なエストロジェンを分泌し、様々な症状を出します。

重度の骨髄抑制から治療不可能な貧血を起こし致命的になる場合もありますので、潜在精巣のワンちゃんは

予防的に精巣を摘出する事を強くお勧めします。

 

😺ネコちゃん

去勢手術を行うことにより、

・不妊

・発情行動の抑制

・スプレー行動や徘徊、喧嘩を抑制するために行います。

6ヶ月令位を目安に手術しますが、早期にマーキングを始めてしまった場合はご相談ください。

 

☑手術までのながれ


事前予約 電話、もしくは来院時に予約できます。

予約の際に

・飼い主様のお名前

・ペットのお名前

・ペットの年齢

・ご住所(市町村)

・ご希望の日付、曜日 等お尋ねします。

 

また、初めて来院される場合、ほかのワンちゃんネコちゃんで来院されたことのある場合はお伝えください。

 

↓ 手術予定日の前日

手術の前日、夜 8 時以降は絶食が必要です。

飲水のみ可能です。固形物は与えないようにしましょう。

 

↓ 手術当日 午前中 10 時までに来院してください。

同意書、手術前問診票の記入があります。

初めての来院の場合は体の大きさや性別の確認してからのお預かりになります。

 

混雑時はお預かりまで少しお時間をいただく場合がありますので、余裕をもった来院をお 願いします。

手術時間は午後になります。

 

お迎え時間 平日 17:00~18:30 土日 15:30~16:00 上記の時間にお迎えに来られない場合はご相談ください。 

☑手術の副作用


一般的に見られる術後の問題としては、避妊去勢手術を施すことにより、代謝が低下し肥満になりやすいという事が挙げられます。

手術後には必要カロリーが減りますので食事量やフードの種類を変更する事で対処していきましょう。

 

避妊・去勢手術後におすすめの食餌がございます。

 

ご希望の方にはサンプルを差し上げますので、どうぞお声がけください。